利益を積み増していくらしいのですが。

ブログでも何でも何か短くわかりやすく書くと、誤解されやすいのが困ります。
ある金融商品を買います。そして、値上がりし、含み益が出たとします。
その数字を見ると、物凄く嬉しいです。
しかし、実際に利益を確定しなければ、実質的に儲かったことにはなりません。
そこで、利食いしてしまうのですが、私個人は、何故か全然嬉しくないんです。
利益が、預かり金とか、MRFに溜まっていて数字が増えている。
しかし、もっと騰がったのにとか、これしか儲からないんじゃ面白くないと思ってしまうのです。
全体的なビジョンがないからダメなんでしょうね。
一回一回の売買に拘りすぎて、全体相場だとか、資産の増減の把握が疎かになってしまいがち。
あまりテクニカル分析自体に時間をかけるよりも、色々な銘柄を幅広く見て、注意力が落ちないようにした方がいいような気がしてきました。
デモ取引の話で恐縮なのですが、例えば、ここ数日、ユーロがドルに対して値上がりしていました。
その兆候はあったのですが、自分は円との通貨ペアが主だったので、あまり見てもピンとこなかったのでしょう。私はユーロを円で買い、小幅利食いになりました。どうしてか?同じ期間をユーロ/ドルの日足チャートを見ると、棒騰げになっており、もう既に乗り遅れる恐怖があります。テクニカルポイントの遥か上方で推移していて、なんともしようがない。そこをユーロ/円で見ると、間接的と言うか、ゆっくりと連動して値がついているので、適度な押し目があり、テクニカルに買いを入れることができた。
結果的に、先行的な指標としてユーロ/ドルを見て、ユーロ/円で買えた訳なのですが、本来ならユーロ/ドルを直接買う方が良かったわけです。テクニカル分析と言うのは、トレンドの始めの方で、強ければ強いほど儲けがでます。確率的なことは非常に難しくて、結果的に後から解釈していくしかないと思っています。
トレンドの始めと言うことは、実は状況は悪く見えます。例えば、上昇トレンドの前は、下降トレンドか、保ち合い(レンジ)な訳で、下降トレンドからV字になるか、レンジからW底になるかぐらいで、VかWか等の実質的な意味はないと思います。Vだから短期的な反発ともいえますし、Vだからあまりシコリ玉がなかったのだとか、ほんとどうにでも解釈は付きます。
すると、結局は悪い状況の中で買いを入れないと、しっぽの方のちょっとした所しか利食いができなくなってしまうと言うことになります。
あまりに勢いが良すぎて売買しにくいのがあったら、それに連動していく銘柄を買うと言う・・・。それも手かなぁ。買いやすいだけに、押し目がある・・・。買いにくい相場は高い・・・。昔から言われていること・・・。
自分から仕掛けて相場を作っていないので、後追い型の投資になると言うことでしょうか。