わかれば苦労しないよ

まず、値ごろ感で売買するとハマる。
特に初心者がやるのが、チャートを見て、安い時に買って高い時に売れば儲かると思って逆張りして、儲かるときはいいが、いつかは逆に来て損切りできないので大負けして終わるケース。
そこで移動平均線だとか色々と考えていくのだが、実際に活用するのが難しい。売りサインが来たら必ず売るの?それは買いポジションを決済するだけではなくって、売りポジションも新規に立てるってこと?
そういう機械的な売買をするのかどうか。
それか、長期の線を引いて、そいつが上昇トレンドだから、短い線で売りになっていても、買いの手じまいはするけど、売り立てまではしない、などと工夫するのか。
そうすると良さそうに見えるんだけど、トレンドが変換する時に、長期の線が鈍いので、なかなか難しい。
別に、統計的に見れば儲かるかもしれないのだが、たまたま相性の悪い線の組み合わせの時期に来た時に、連敗もありうる。
勝率50%のシステムで、損切りよりも利食いが少し多くなれば勝てるが、たまたま、32分の1の確率で5連敗してしまったとすると、パフォーマンスが大きく落ちる。
そもそも、線と線が込み入った時の売買コスト、当日の値動きをどう処理するか、課題が満載で、結局はどこかで主観的な判断を下して行った方が気が楽だと思う。
そこで、トレンドを見るのに適しているのが一目均衡表だと思う。トレンドがない時は線が平になるし、線の組み合わせも決まっている。
移動平均線やその他の指標を組み合わせて独自のシステムを作る事も可能だと思うが、あまりにも検討する事が多すぎるし、常に疑心暗鬼に陥ると思うと本当にぞっとする。
と言っても、一目均衡表にしても、移動平均線みたく転換線を越えたら買い、とかやっていると前述と全く同じ問題が発生してくる。
そこで自分なりに色々と工夫していく。そこに主観的な物で人に教えにくい、教えたくないような物が出てくる。特にデイトレードなんかは咄嗟の判断をしなければならないのでなおさらだと思う。
ごく単純な売買から考えて言って、もっと工夫を加えて行く。
しかし、難しくなりすぎると実際に運用して行く時に大変だ。
しかも考えれば解ると言うような物ではない。

まぁとりあえず、苦労の連続だ。お金がない人は色々と努力しなければならない。
心理が大事と言うけど、そこまで至っていない人が殆どではないだろうか?