寄り高を利食い場所にされた

3−4段の階段状の保合である。

昨日、今日と、変な動きだが、私なりに推測をしておく。

まず、様子見気分が強いので、不安定なこと。

次に、小幅な上下の値動きのリズム通りに動いていること。

買いと売りが、その指値地帯、価格帯で出ているのが解る。

ただし、問題は、動き方である。
昨日は、変なところで保合、今日は、シリアへの軍事介入を、イギリスの議会が否決ということで、
紛争に巻き込まれる懸念が後退、
高寄りするも、予定の値が出たということで、売られる。

こういった人権問題は、国境を越えて介入するべきだ、という論調が主流であったが、
アメリカでさえも、イラク戦争に懲りたか、左翼や平和主義者でなさそうな人々まで、反対しているようだ。
ましてや、イギリスはもっと反戦ムードであろう。
与党内からも反対、棄権がでたという。

それで、前々からイギリスでの否決が予想されていたのではないか?

少なくとも、投機をやる人間にとっては、「あやふや」なこと自体が強みなのだ。

と言うわけで、あまりにも注目されている材料なら、逆向かいになる。

結局、シリアでの紛争自体が収まるわけでなし、事態は変わらないということだ。

しかも、利食いだけでなく、先物で売りがでたという。

さて、ここで、単なる保合から、積極的に売るという姿勢が見られるようになった。
下値を拾って押し目買いをした買い方は、散々だ。
ここで、崩れるのか、三度目(5度目?)の正直となって立ち直るかだ。