材料に翻弄される

今日は雰囲気的には、外人?もしくは情報が早かった筋に嵌められたと言う感じです。
嵌められた方が悪いとかじゃなくて、そういう分析の仕方です。

昨日の米国高は、金融不安に対処する法律が制定と言うことみたいです。
それで、日本も昨日の後場や、一昨日の上昇の流れを受けて、買いの雰囲気が。
マーカンタイル取引所(CME)やシンガポール先物(SGX)が上げていて、特にシンガポールが 12210円 と 100円高で寄り付いていたのが大きい。
ただし、寄付きの注文情況を見ると、外国証券経由の売りが大きい。
少し懐疑的になったのだが、売ってきても騰がることも多い。

寄付きが前日終り値付近から始まりそうだったので、「これは安い」と寄付きを買いました。その後、予想通り上昇していき、「安い買い物だった。ニュースを見ていて良かった」と思いきや、一昨日の 12140円の高値目前で急に押しが入る。「バカだな今日は引け高に決まっている。いま利益確定するなんで、よっぽど短期で利食いたい野郎だな」と思っていたら結構押しが深い。1分足を見ていると、かなりの下落になっている。

「むむ、押しが少々深いな・・・でも切り返すだろう」と思っていたが、どんどん下がっていき、含み益も減ってきた。「さすがにおかしい・・万が一と言うこともある。割ったら大変だぞ」と思い、建値で逆指値注文を入れておいた。悪い予想は的中し、寄り付き=前日終り値を割り下がっていった。その後12000円台で一時止まっている。その保ち合いで逆張り的に買いにいって損をしてしまった(買いたい病とでも名付けようか・・・)

出た材料は、民主党の法律の修正案を共和党が拒否し、成立が不安定になった、と言うもの。米国の材料で騰がって米国の材料で下がった。情報が早い人が売っていったに違いない。もしくは下がったら利益確定してやろう、場合によっては新規で売ってやろうと思っていて見事に嵌ったわけだ。(と、言う見方をすることもできると言う事)

ニュース的にも一応フォローがあって、なんらかの対策は打たれると報じていた。つまり、また法律が設定されて金融不安が遠のいてまた騰がるかもしれないから、翻弄されないで冷静になってくださいと言うことなのだろう。

前から、材料よりも値動きの方が早いケースが多いので値動きについていく、と言う事は解かっていたはずなのだが、理解が浅く、真の理解ではなかったようだ。
もっと強い言葉にしなければならない。この際、ついていく、なんて中途半端な言葉でなしに、「値動きがあったら、『何か新しい材料が出たな』と思って『反対売買する』」。

まぁ今日は買値付近で損切りできたので、コレに関しては動きが遅かったものの、少しは対応できたと自分を褒めてあげたい。しかし、その後また騰がると思って細かい売買をして損を広げてしまったのは、いままでの苦労がなんの勉強にもなっていないと言うことだ。そちらの方が寧ろ問題だ・・・。