短期シグナルにおける利食い、損切りの幅及びトレンド発生初期波動の捕らえ方

損を切って利は伸ばせ
損切りは早め早めに実行して、利益確定は後に伸ばすと言うのが、基本になるが、勝率を高めにキープして、適当なところで利食いしてしまう人が主にアマの専業系に結構いると思う。新井邦宏さんも微妙な表現だが、「取れる所を取る」と表現している。これは、おそらく、氏が投資やテクニカル分析の啓蒙書として位置づけられている著作や講演などでは、「日銭を稼ぐ」と言うのは、応用の部類に入るし、誤解されやすいのであまり詳細には述べにくいからだと思う。
専業系でデイトレードや短期の投資の場合はカンを養わないといけない。儲かる物はなんでも利用する。ギャップや出来高激変で有効な移動平均線などが使用できず、ローソク足の組み合わせを売買シグナルに利用する場合、ヒゲ足と言うのがある。上昇がしばらく続いたあとに、上ヒゲが出たら売りと言うもの。そこで、相場が反落すると考えて、売りを行う。逆張り的な発想だが、上昇トレンドの終焉とも取れる。問題は、安値が確認できないので、一時的な現象であると言うこと。上ヒゲで高値を更新した場合、とても上昇トレンドが終わったと言うことはできない。以上が私が考えている事。
しかし、トレンドの変換と言うのはいつも僅かな変化から発生するはずなので、上ヒゲがキッカケになって、本格的な下降トレンドが発生しても何の不思議ではない。つまり、あまり大きな下値は期待できないので、ロスカットはヒゲの上端ぐらい、で問題の利食い幅は、「適当に」行うしかない。それで、利益は伸ばせないが、私は、過去の経験に照らし合わせても、損切りと利益の幅を拡大して大きく稼ごうとしても良いことはなかったように思える。そこで本当に大きくトレンドに乗れたと思えると言うときは、高値、安値、トレンドラインや、移動平均線などが機能しているはずなので、そこで売買すれば良いのではないだろうか。そこで問題になるのが、上ヒゲで数単位しかけて、徐々に買い下がっていくのか、上ヒゲでは1単位ぐらいにして、より確信が持てそうなポイントで売り載せていくのか。
また、ヒゲだからと言って、やたらめったら仕掛けると損害が結構でる。間違って損切りが遅れたらと思うとかなり恐ろしい。目先張り的な仕掛けだからと言って損得が小さい訳ではないと思うだがどうであろうか。
巷では追証が多発しているようだ。底入れは近い。