キャッシュの重要性

世間ではリーマンショックでもう投資はコリゴリ、一番強いのはキャッシュ、仕事は本業回帰の流れになって来ていると思います。
そういった流れとは別に、実業の方では、やはり次に来るのは、環境関連、ユビキタス系だと思います。あぁ〜耳にタコが・・。
長期に仕込んでいくというのは、それが何時来るか解らないと言うことを覚悟する事だと思います。今すぐ確実に儲けたいと言う人が買わないから安くなっている。
今は誰が見ても騰がっているとか、ちょっと持てばすぐに回復すると言うことが言えないような状態だと思います。キャッシュポジション中心に、目先の上下を取る・・・、こんな時期に必死こいて相場を張っている人中心。と言うことは、いまはプロ同士が作っている相場ではないでしょうか。
こんな時期に長く株を持っていても、率が悪いから、キャッシュにして運用しようと言う、腕自慢の発想です。
しかし、私のような相場下手が大きな流れで見ると、もう株を売るべき過熱感もなく、景気は悪くなって株価も一回最安値をつけて、円高も目先は一服しています。

まぁ企業を応援しようと言うわけですが、
基本的なことも考えてみました。
株価が上がると、株主はいいが、会社側は何がメリットか?

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10117350

http://q.hatena.ne.jp/1170672222

結局は、株主による経営陣の評価と言う回答が高評価ですね。
私としても、気分的な物だけで、原則的にはメリットは「ない」と思います。
そして、ある意味あってはいけないと思います。

取締役が株主に好かれようが好かれまいが、会社は存続します。
会社は払い込まれた資本金を返す必要はありません。

大事なのは、株主の権利が守られる事。
配当を出せと言われたら無理の無い範囲で出す事。
会社を食い物にしてはいけないと思いますが、
かと言って甘やかしても為にならないと思うのです。

事業を始める人にお金を貸したり、資本金を提供したりして、
そして利子や配当を代わりにもらう約束をします。
それが成功すると経済が大きくなる。
しかし、「配当をもらう約束」を売買しても、
直接は影響されません。

だから、不景気の時に、景気対策と言って、企業の株を買い上げても、
直接どうなるってもんでもない。
株式は景気の先行指数だから、とか、物価とかインフレとか色々言っても
それはあくまで気分的な物。
景気は気分の問題かもしれないが、直接消費したりして経済が拡大するのとは
違う。

不況になって株が下がっていると言うことは、
株式市場からお金が出て行っていると言う流れ。
世間はしばらく充電している状態。
株券よりもお金を下さいと言っている。
誰が何のために株を売っているのかは皆目検討が付かないが。

それを買ってあげるから、良い事をしているのだと言う意見がある。

では、相場がぐんぐんあがっているときに、
「この株を安値で買っていて、含み益が出たから売りたい。
そしてその資金でビジネスを拡大する」と言う人が売っている株を買うとする。
それも、一応は他人の為になってはいないだろうか??
しかし、このケースでは高値掴みになって大損する。

株価が高い所で乱高下しているのは「投機」だから私は買いませんと
すまし顔をすると言うことなんだろうか??

景気対策として、個人が不況でお金がないのに、無理してなんか買ったとする。
しかし、焼け石に水で単なる無駄遣いになってしまった。
不況の時にあえて何か買うなら、単なる消費ではなくって後で転売できる株にしようと。
そうやって無理しないで貯金とかしておいて、ある時、本当に欲しかったから
何か消費するものを買ったとする。そうすると、大体景気がいいんじゃないだろうか。

エコもやせ我慢して一人でやっていても意味がないが、
皆で意識を高めてやると効果があると思う。
まぁ胡散臭いエコが多すぎるが。

色々考えて見たが、ちょっと無理があるなぁ。
やっぱりタダの転売の場にすぎないのかな金融市場ってのは。

絶望的になって検索していたら、澤上さんの文章がヒットした。

http://www.sawakami.co.jp/report/archives/2009/ceo/ceo090313.pdf

芸術・文化、ボランティアなんてもいいのか〜。
ふむふむ。不況でマネーが動かない時期に、買い出動して
かき回してやればいいじゃないかと。
それで、私流の理解だと、お金があまって過熱しているときは、
そんな役割はいらないから、投機筋の利食いに付き合う必要はない、と。

一応納得した。しかし、本当かな・・・・・・・。
本当であって欲しい・・・・。
やっぱり自分が良い事をしていたいと思うから。
自分の貴重な時間を割いて、研究したりするのは、
どうぜなら人の為になりそうなことをしていたい。

あぁ一つの記事に色々書きすぎてしまった。
ブログ以外に良い形式はないかのう。