鍋底、な

上昇基調にあったポンド円が、直近高値を前にどう振る舞うかという問題でした。
戻りがヒゲ足の様な形になるか、ダブル/トリプルボトムになるかすれば、割合に買い出動しやすかったと思う。
ところが実際は、サポートラインに沿うような形で保合になり、一旦ブレイクしておそらく利食いにあって押し、そして今度は本当に上放れた。

なんだかんだで適当なところまで押し、適当なところまで上げた。
その道中が結構大変だったということか それなら強い意志が必要だ
方向を定めたら、損切りになっても良いから相場に付いて行くしかないということなのか?

相場が騙そうとしていると考えるのも一つの帰納的な発想だと思うが
人が思わないような方向に動くと大きくなるのが一つの仮定だ
すると、あまり確率、勝率の問題ではなく統計的な値幅(リスクリワード比率)になろう

スキャルパーの勝率が高く、利幅が狭いあるいはリスクリワード比率が悪いのは
単にそういう値にシステムのバランスを取ったという意味以上に
需給の読みが短期間では可能なのが、長期になるにしたがって難しくなるという全体像が見えてくる
本間宗久も上昇する相場が何故か急激に落ちる場合がありそこでは買うべし、極めて利運なりと言っている。
ブレイクアウトというのは保合から上放れする場合だが、急激に反転するものはブレイクアウトとはいわない
一回押し目が入った相場は燃料が入ったように長続きする傾向が有る
一回フェイントが入った相場も同様
いざ順調にあがるとなるともう押し目は入らないので待っても無駄
移動平均線などのインジケーターは遅行するので役に立たない(うまくのれた場合の利食いには使える つまりあくまでもトレンドの具合しかわからないのだ)
オシレータ系のは買われ過ぎ水準に張り付くので使い難い
これらは都合の良い押し目がないと難しく、都合の良い押し目には意外性がないのでやっても結構しょぼかったりする
そういったケースで上手くいった期間が長いとそうなる
急激に一気に早く動く相場には別の対策が必要だ
そう考えて行くと本当にギャンブルだな