いかにも

いかにも買いシグナルなのですが、どう対応するかが問題です。

  1. 買って
    1. 損切りする。
    2. 下がったらドテン
  2. 様子見して、
    1. 売りを窺う。
    2. 何もしない
  3. 直ちに売る

ざっと、こんな対応が考えられます。


そもそも、当初に考えたテクニカルすら信用できないのであれば、意味がない、と考えるのかどうかですね。
システムを構築して、それに従うなら、そうしないと、大混乱してしまうでしょう。

そういうやり方もあると思うのですが、私は都度考えていきたいです。

何故、買うのかというと、システム的に、数学的に、あるいは、統計/確率的に、買うことになっているというのと、

買うと思っている人が増える、その人がコケるのを利用するというのに解れます。

買う人がこけるのを待っている人というのは、テクニカルを信用していないことにもなります。なぜなら、買いになっているのに、その人はそのシグナルで買わないのだから。

演繹的、科学的、あるいは、合理的といってもいいが、そのように考えようとする傾向が強い人は、なにか「核」になるものを探そうとします。

そういうセンスの人は、株価を操作して得られた数値に固執するのは、かえって馬鹿げた呪術的なものに映るのかもしれません。

月曜日に下がりやすいという統計があったとして、それで売ったとして、実際に儲かるのか?
そのようなシステムで、一定期間利益を得たとして、それが恒常的に利益につながるのか?

それならば、そのようなものよりも、そういった「テクニカルを信じて行動する人が、一定以上いる」、と仮定する方が、より確からしいことではないか、と。

どんなゲームでも、行動パターンが読まれると負ける。

囲碁の詰め碁やヨセの問題のように、煮詰まった局面では、完全に損得が計算出来る状況がある。
実際には、そういったことは経済あるいは市場といったゲームでは難しい。

確率的に、正しいと思われる「セオリー」は知らなくては成らないと思う。ところが、常識通りやっている人間には、脅し、すかい、ダマシに弱い。
そこに偏りが生じる。
セオリー通り、テクニカルに投資している分には、テクニカルに負けたり勝ったりするだけで、儲かる保証はない。
つまり、トレンドフォローを使えば、トレンド相場で儲かるが、レンジ相場などでは儲からない。
トレンドフォローとオシレータを使うと、中途半端に損したり得したりする。
損切りを徹底すればイッパツ退場はないが、まぁ儲からないことにおいては同じである。

正直、テクニカルで儲かるかどうかは解らないが、後でチャートを見てチェックすると、儲けが出る時期もあるし、儲からない時期もあることがわかる。

一説には、あるパターンで儲けがでると、同じように行動する人が増え、崩れて行くという。
そう考えると納得がいく。

つまり、セオリーがあって、それに従って行動する。
相場参加者の動向をいち早くつかみ、それに会わせて行動する。
の2点だろう。

これは結構難しいが、逆にいうと、相場、もしくは市場のもつ経済の公平性という原理から見て、相応しい状況ではないだろうか。
単純に予測できないという点が重要である。

という訳で、今どうなっているのかというと、
下げトレンドの後、もう下げないというのを確認しつつあるということでしょうか。
トレンドが出ていない。レンジ。
下値は段々切り上げているが、上値もそれほどない。
でも、なんとなく買いになっている雰囲気はする。