ローソク足で取引することについて

ここの所、ちゃぶついている。

大きな上下、中くらいの上下、小さな上下と推移してきた。

大中の、波動では、ローソク足の反転のパターンで利益がでたと思う。
それでも、ローソク足の高安値を仕切りとした場合、少なくともローソク足数本分の長さのトレンドがでないことには、利益にならない。

今回は、ローソク足で1日分の幅ぐらいしか動かない。すると、ローソク足で、反転し陽線になったら買い、などとやっていると、天井をつかむ事になり、陰線で売ればそこが底になる。

何が違うのかと言えば、波動が変わった。保合の幅が変わったので、いままでのやり方が通用しなくなったのだ。

ミニでみると、前回陽線になった翌日に上ヒゲになって反落しているが、一応、上ヒゲの日には直近の高値を更新している。ところが、同じ部分をラージで見ると、直近の高値を更新していないのだ。
ここから、ミニの方が絶対的な証拠金が少なくてよいので、素人が参加し易く、相変わらずローソク足の陽線で買いをいれていることが推測される。

つまり、短期的なテクニカルには長けているが、相場の変数が変わるということについていけない人がいる。もしくは、システム的に、売買しなければならない状態になっているということ。

ここを同対処するか。

大きな流れで見て売買する。今回は一応波動の上の方なので、買いを控えれば、少なくとも、買いの損切りだけで済む。(しかし、上放れについていかないことも意味する)

もちろん、ドローダウン覚悟で売買を続けるという選択肢もある。その際、ヤケなっているのではなく、きちんとした戦略に従っていることが大前提である。そうすれば、2回失敗したら、枚数を半分にする、などの追加方針を設定してドローダウンを回避出来る。(ただ、それも自分が何をやっているか解って初めてできるものではないだろうか)

しかし、解ってみれば当たり前の話だが、波動が小さくなったらローソク足の4本値を基準にした売買が難しくなるのは当たり前の話で、それが解ると別に相場は、わけのわからないスーパーマンが超能力で意地悪合戦をしている場所ではないということも理解出来る。

そして今日は、陰線になっている。アメリカの大統領選挙だとか、なんかの影響なんだろうが、テクニカル分析では、あまり関係ないこととする。

で、ここで、波動が小さいから、陰線の逆張りで、買いを狙うのか、
下降トレンドが発生したから売るのか。

買い持ちの人は投げただろうし、売り持ちの人は利益を延ばそうと考えているはずだ。

ただ、確かに一時的にちゃぶついたんですけど、一応、高位で陰線なので、売るのがいいのか、あるいは、上位で保合になっているので、強くなってきたと見るのか。

まぁでも、これは崩れなんだろうなぁ。

それにしても、前回の押しは、いい感じの押し、にしかみえないんだよなぁ。
鋭く陰線が入っている。それは目先天井であって、しかし、すぐに逆転した。
だから、強いと思うが、結果そうでもなかった。
なんで逆くるかなぁ。
なぜ、買えば上がる、というサイクルになるときとならないときがあるのか。

うーん、売って損切り、買って損切り、で、また売ると。

大きく陰線が入ることは、目先天井である。
しかし、すこし反発した。
買い相場であれば、時々下がることがある。
下げ相場であれば、こんなに反発しない。
だから、買いだと。

反発の幅が下げ相場に見えないくらいだったのだが、
そもそも、陰線が入っても、反発が騙しになった。
戻りの強さで否定されなかったということか。
陰線がダマシなんじゃなくて、その次の陽線がダマし。
そんなのあるのー?

どう考えるかですねー。
普通は、上げ相場は押しが深め。でも、大きく下げたら崩れ。
暴騰時には、押しがコマ足みたいに小さくなる。
下げ相場になると、戻りがとても浅い。

という特徴があるが、絶対そうなるとは限らない。
むしろ、
下げなのに、戻りが強かったら、そこを売れば儲かる。
上げ相場で押しが深いところを拾えば儲かる。
ただし、そういうのは例外なので、年がら年中やると負ける。

で、どっちがくんのかわかんない。

どうしても、画一的な方法で、これでいけると思いたいんですけど、
そうはいかないんですね...。

あんまり「正解」とかないのかもしれないな..。

無理なのかもね。
あまり細かいところに拘泥していても。

なるほどと思うのは、勢いがないんだな。
いや、そういう「こうだから、こう」という単純なのはダメだな。

上げ相場と下げ相場の特徴。
変数は変わる。
価格帯の壁は厚い。
一旦出来たトレンドは逆転するまで続く。

価格帯+反転シグナル+値幅 > 反転シグナル

だが、ブレイクアウト(上放れ)はおきないのか?
うーん、もしかして予測は不可能なのかもね。

良く考えたら、反転ポイントまで買い上がるってことは、今度こそ上に行くぞと思っているから、買ってるんであって、そこが天井になると解っていれば買う訳ないんですよね。

うーん、だから、画一的な方法では限界があるし、かといって、丁半博打的なやり方では、調子の悪い時に何連敗するか解らない。

2つ手仕舞、3つ十分、4つ転じ、と本間宗久が三位の伝という形で残しているが、まさにそうで、人間同士の取引で、なにか反転するかどうかの判断など、まだかな?もういかないとなどと思っている回数なんだな。
それで、もうダマされません、と見送っても、結局どこかでいかなきゃいけないんで、トータルで見るとどうなんでしょうね。

そうすると、ある程度の値幅が出たら、反転するか、突き抜けるか、都度考える。
それが、別に3−4回でどうなる、ということではなしに、何か決まったことはなく、人の意表を衝く。何せ、自分の「後から」、他の人が同じ行動を取るように仕向けないといけないのだから、当然だろう。通常の人間の感覚とは違って当然。

反転するかどうか、は9000円をどうするのか、という捉え方でみないといけない。
1度反転して、再チャレンジした。しかし、できなかった。と考えれば、2回目の高さがどうこう、という機械的な判断よりもマシなことができそう?

そうすると、値幅が小さい場合、指値で注文しないと約定しないような際どい商いになりそうだ。

そうすると、場合によっては、見送るのも手だろうなぁ。