ふるい落とし

何か前の日記では、損切りできたから良かった、などと初心者のようなことを書いており、
実際に勝てていないという点で判断すると、この投稿を書いている時点でもそれは変わらないのであるが、
色々なツールでチャートを見ていると、典型的なふるい落としにかかったな、と思えてきた。

ここ数日は、持ち合い幅が狭まり、上にブレイクすれば結構大きいかな?とも思わせるペナントを形成していた。
ところが、そこから下に行くそぶりを見せた。
思えば、これが買いが重くなって落ちる様子だったのかもしれない。
しかし、上にブレイクするようにしか見えないんだよな。
個別株だったら、長い上ヒゲが出て、いかにもヒゲ天井みたいな感じになるときもあるのであが、
どうも指数先物は、突然落ちるようなのが多いように見受けられる。

それで出来高を見ると、すごい出来ている。
これは、いかに損切りした人が多かったかを示している。
日中足チャートを見ても、典型的なふるい落としの形をしているのに気がついた。

しかも、材料が特にでていない。
証券会社の口座の申し込みが増えていて、相当素人が買いついていて重くなっているのは解るが、
まだ、猫も杓子も株だ、とはなっていないように思える。違うのだろうか。

で、ふるい落としのような形であって、まだ上昇が続くと仮定すれば買い。

明らかに出来高が大きいし、ヒゲになって、反発している。
投げが出きったかどうか。

こうゆう形でふるい落としになると解っていれば、(仲介業者は客の損益状態を見れば解るだろう)
損益に関係なく一旦買い玉は手仕舞いして、底値で買いなおす体制が取れたはずだ。

まぁ、非常に短期的な見方ではそう思ったが、
例えば、もう少し押すとしたシナリオも考えておく。
現時点で、また押す理由がないなぁ。

仮定として、さらに押したとする。
そうすると、あまりにも下がると、相場自体が壊れることが多い。
ここ数年はそんな感じに見える。
だが、2005年のサブプライム&リーマン相場(?)では、一発押しが入った後、若干ではあるが、高値を更新している。
このくらいのバブルとは比較にならないまでも、上げの大きい相場なら、押したままズルズルと終らない。

等々と、思いを巡らせていると、例えこの急落&反発を器用に売買できなくても、
まだチャンスはあるな、と思った。

返す返すも、判断と決断が大事だが、判断を下すまえに、予想しておく、これができないといけません。

きちんと計画性を持って、損切り利食い、利益を伸ばす、等々、できなければいけませんが、
単に儲かったから利食い、損に耐え切れなくなるから、損失限定の損切り、とか、
それ以上のレベルにならないと本物ではないな、と思う。