相場は儲からないもの

いままでの経験を総合すると、結局、「相場は儲からない」と思っておく方が無難という結論に達した。

以下は、有害情報かもしれないので、責任は持てない。

売買益で生活していくことは、できないと思う。
儲からないといっても、少し損するとか、チビチビ儲けると言った生さしいものではなく、折角貯めた金を損するという意味だ。

これは、株、FX、投資信託、金、商品、先物など相場という相場に全て当てはまる。

本、偉い先生の講演会、DVD、情報商材、ブログ、ネット掲示板、テレビ、ラジオ、全て、眉唾ものである。

最近、ネットの掲示板に、元専業と自称している人の書き込みがあり、
そこそこリアルな感じなので、疑いながら読んでいたが、ある部分で嘘を見破った。

語るに落ちたというか、いろいろぼかしながら、リアルを装って、やけに丁寧な文章で書いているのだが、
やたらと、「アフィリエイト」に詳しいのだ。これが物凄く不自然。
だって、元金融業界に何年も勤めていて、自分でも相場を張って儲けているのに、
なぜ、「アフィリエイト」にそこまで詳しいのか。
また、家族の名前で証券口座を開きまくって、小銭を稼いだなどと自慢気に書いてあったが、
本当に金持ちがそんなことをするだろうか???

しかも、そのブログはいわゆる「まとめ」サイトで、ネットの掲示板から取ってきた情報を貼付けている。
そして、当然そこも「アフィリエイト」をしている。
掲示板の会話で自然に出てた商品にアフィリエイトリンクを張っているようだった。

そのサイトで紹介している本は、まともな本もあったのだが、
最後の方で、「??」というような物まで載せていた。
本物なら、一冊でも変な本は紹介しないと思う。

それと、投資に詳しくなるのは簡単である。

ライターとして、色々な本を読んだり、投資をやってみて(失敗して)見れば良いのだ。

この手法は、新しいものではない。本を偽名で書いたり、喰えないライターや、評論家などが昔からよく使っている方法だ。

つまり、似非(えせ)なのである。




また、投資が努力して上手くなるか、も疑問である。

もし、相場にわずかでも解りやすいエッジが存在したら、自由市場は破壊されてしまい、
その市場から効率的に資金調達をしている資本主義社会も危うくなるほどの大問題なのである。

なので、相場での売買益だけで生活出来る人がいると仮定しても、おどろくほど少ないという結論になる。




なので、少ない資金で投資をして、社会から隔絶したところで生きて行こうとしても無駄であると思う。

所詮、株(たとえば)なのである。

生活に困らず、老後の生活資金なども十分あって、あまった金の一部を買ってみたらどうか、ぐらいに考えておけばよいし、
減らすぐらいなら、まったく投資なんてしなくて良いのだ。




と、ここまでくどくど書いて来て、最後に似非必勝法を発見したので書いてみる。
180度態度が変わったが、裏表あるのが人間なのである。ちなみに超有害情報である。

公準

・相場は当たらない
・銘柄も当たらない


売買法の例

1 ドルコスト平均法

毎月、決まった額を積み立てて行く方法。なぜなら、相場は当たらないので、買うタイミングも解らないから。
結局は、外れた投機家と比べて、バカみたいに相場を張らない方がかつという逆説。

銘柄も当たらないので、日経平均連動投信などを選ぶと簡単。(配当相当額ももらえる)

目標は、換金したときに大損しなければ良い。

問題点としては、やはり「日本」に投資しているということと、
「買い」をしているということである。

2 現物による逆張り長期投資

これは、1よりも相場観がいる。
必ず、100年に1度の危機とか騒いでいるときに歴史的安値の水準で買う事。

自分は器用に売買できると思っている人を出し抜き、
「一切、天井(そこそこの利食い)まで関知しない」態度を貫く。

銘柄もやはり日経平均投信がカンタン。
下手に選ぶと、東電やJAL雪印など評判にまどわされて墓穴を掘る危険さえ有る。

問題は、数年に一度しか使えないということだが、
間違いなく百年に一度ではない(笑)

3 資産のツナギ売り


これは、レベルが高いので難しい。
ある程度、含み資産がある現物(売買しなくてよい)の資産が有る場合、
その資産価値が下がると価値があがるような逆相関関係をもった金融商品
つまりヘッジを、天井付近で最大買い資産と同じ額掛けるというもの。

ヘッジも長期間の物がよい。
すると、ヘッジを掛けた時点で、損益は固定されることになるが、
狙い通り天井で暴落すれば、ヘッジ分が利益になる。
当然、資産も値下がりしているので、それは犠牲になる。

評価損益だけでいえば、全く意味のない手法ともいえる。

問題は、資産が値上がりを続けた場合である。
ヘッジをかけた金融商品の評価損が増大し、
決済期日が来た場合には、
商品を現渡ししなければ、多額の売買損を支払うことになる。

また、資産を売却すると、様々な問題が生じてくる。
金銭だけでは解決できないこともある。(名義など)

したがって、これは相場観がいるし、うまくナンピンなどで逃げるという工夫も
もしかしたらいるのかもしれないが、
そんなことを言っていたら、そもそも支離滅裂。

そもそも、裕福な人が自ら貧乏になる。
ただ、書いてみたかっただけの似非手法なのであります。



最後に、実は有効じゃないか、と思っているやり方がいくつかあります。
また、この人は似非じゃないんじゃないか? と思っている人がいます。
ただし、これも私が本当に稼いでこないと、単なる有害情報なので書きません。