自分の証明

自分の頭の良さを示そうとして、犯罪と脱獄を繰り返し、懲役1000年とかになっている人がいる。
こうゆう人は、頭が良いんだか、悪いんだか解らない。

人が行ったこと、達成したことを余人が見て、頭が良いとか、良いことをしたとか、測られるのだと思う。

金を儲けるのに、自分の能力の高さを示す必要はない。
例えば、トレーダーとして成功しなければダメなのかといえば、そういうことは絶対にない。

金持ち父さんという本がある。
最初に読んだ時は、抽象的なことばかり書いてあって、「なんだこれ?」と思っていた。
今もやっぱり具体的なことは書いていないので、それほど良い本でもないと思うのだが、
「金持ちは売り手にまわる」というのは本筋を衝いていたと思う。

株を買うよりは、株を発行して売る。
それには、自分の会社を上場すればよい。

しかも、株を売買するよりも、リスク無しでずっと儲かる。
株を売買するのは、自分に金と能力がないからで、
その時点で、金持ちに利用されているということになる。

金を貸す借りる、土地を貸す借りる、の全てに当てはまる。(原則として)

土地投資で失敗するのは、土地について知らないからというのと、
借金をして土地を買った場合とがある。

金を貸す方は、自分で運用できないから、貸すわけで、簡単には儲けられる利子よりも高い利子をつけている。
借りる方は、一時的に困窮しているとか、貸した方よりも運用する能力が高いと思っている。

ともかく、金持ちが最初に条件を提示し、「嫌ならいいんですよ」というゲームになっているのだ。

したがって、株の信用売りをしたからといって、「売る」方ではない。
株の売買をしている時点で、「買い手」ということなのである。

会社の創業者、もしくは、それに近い立場になって、株式市場に自社株を売る(売り繋ぐ)ということが真の売りである。

それには、社会に役立つ商品を作るとか、人間関係やビジネスに長けた人物、結局そういうのが本筋だと思える。
現物(現実の物)を持つということである。現物を手に入れ、活用する能力があるということである。

そして、そういったことは、思ったほど難しくない。
ただ、本当の仕事をしていれば、時代の流れにのるときがある。
そして、そういったことで、その人物も評価される。

順序を逆にすると、難しい上に、成功しない。
つまり、短絡的に儲けようとしたり、名声を得ようとすること、などなどである。