人生

実際、過ぎてみないと、人生ってわかりませんね。
終わってみないと本当にはわからないかもしれないが、
「あ、こんなもんか」
というのを感じるようになった。

偉人伝とかは所詮、本の世界だったのだなと。

あとは、投資とかするとすごく儲かるとか、デイトレーダーになれば、遊んでくらせると思っていた(やや誇張)が、
まぁ、よく分からないが、ビジネスとか、技術力とか、人が好きなら営業力とか、交渉力とか、
色々な方法でお金は稼げるし、どうせ難しいなら適性のあることをした方が良い。
しかも、投資だとプロになれるのは、ほんの一握りなのだが、
普通に社会に役立つことなら、食っていくことはできる。

こんな当たり前のことだが、時間が経ってみないと分からないもんだねぇ。
取り返しがつかなくなってから気づくんだが、意味がないんだよね。
若い時に聞いても意味がわからないし。ま、聞く耳持たないから、ほっとくしかない。

普通が奇跡、奇跡が普通。

投資はしなくてもいいかもしれない

いまの段階では、日本の平均的な人で投資が絶対必要な人などいない。
投資とか財産を守る必要があるのは、たとえば、物凄いインフレになって、
お金の価値がゼロになってしまうとか、権力などによって没収されてしまうなら、
少しでもお金以外に価値のある物に変えておくという場合である。
例えば、中国人の資産家が保全の為に、骨董品や日本の珊瑚、土地を買っているのがそれに当たる。
そもそも、儲けようと思っているわけではないのだ。
いくらかでも、価値のある物に変えておきたいというわけ。
儲けるなら、珊瑚自体の売買をするだろう。
フローとストックの違いである。

基本的に、お金をお金で増やすことはできない。
できるとすれば、国債や預貯金などで手堅くまわすしかない。

例えば、
毎年投資で年10%複利の利益を上げたらすごいことだ。
だが、実際は、売買単位や約定数などの問題があって、複利効果を100%得ることはできない。

労働であれば、身体や頭脳、技術を資本にして、
金銭的な元手がゼロで無限大のリターンを得ることができるのである。

あなたはこれをバカバカしいことだと思うだろうか?
投資で増やそうとして、かえって大切な老後資金を失っている人がほとんどなのを考えても、
やはりそう思いますか?

これがもし、事業だったらどうであろうか。
先程の珊瑚の売買ではないが、時代と自分の能力、適性にあった事業をするのである。
事業でうまくいっていて、資産に対する利益(ROE)が10%以上ある企業は巷には結構ある。
自分の名誉欲も満たせるし、能力を最大限発揮して、お金も稼げば良いのである。
なぜリスクを取る必要があるのだろう?
しかも、事業で赤字決算のことがあっても、それは自分たちの給料を払った上なのである。
もちろん、個人保証した借金が返せないようなら大変であるが・・・

そうやって、労働でも事業でも、儲けてから、国債や定期、配当目当ての株や、不動産で
不労所得を得てもなんの差し支えもないのである。

投資をはじめるにあたっては、何の情報もないので、
それこそ、何の自覚もなく簡単にだまされる。
ビジネスには慎重になるのに、なぜ同じくらいリスクのある株式投資などでは、
いきなり最大のリスクを取ろうとするのだろうか??

自覚がないというのが一番恐ろしいことだ。
どんなに素晴らしい知性、理性、精神力があっても、
わけのわからない自信を持ってしまうと、叩き潰されてしまう。
しかも、なぜそうなるかの理由が解らないから、始末が悪い。

そういう世間的な知識、経験、能力は例外なく後天的な物なのである。
しかも、苦労して投資で大成功する人というのは、ごく稀にしかないないので、
やはり、選ばれた人だけと言えるかもしれない。

やはり、実際に投資で成功している人と直接に近い形で知り合って教えてもらうしかない。
正しい確信がなければ危険である。
ネットなどで見るほとんどの人はエセと考えてよい。

それも当たり前の話で、本当に儲けている数少ない人が、自分の身元ややり方をはした金で公開する意味はない。
それは、アメリカの投資銀行ヘッジファンドの有能な社員の給料を見れば解る。
高い給料を出さなければ、とっくに自分でやってしまうからだ。

また、そういった本物らしい人物に会ったとして、
「タダで教えてくれない」などといって、怒るのは全くのお門違いである。
理解の無い人への中途半端なアドバイスは破滅を招くし、
そもそも投資をした方が良いかさえ、誰にも解らないのだから。

また、どの程度リスクを取ったら良いのか、資金はいくらかなど、
人によって、全く異なってくるので、本当は教えるなどということは不可能ともいえる。
なんとか、そういう本物が見つかれば良いのだが・・・・。
普通はコネがない。

だから、何もしないのも非常に賢いと言える。
リーマンショックのときの投資ブームで、多くの大学や年金が巨額の損失を出した。
そういった中で、損をしなかった大学がある。
それは東大である。彼らは株式投資などという愚かな事はしないで、
国債などのリスクフリー資産で運用していたのである。
やはり、政財界にOBも多く、頭の良い連中であった。

頭悪いなー

世の中、頭のいい人っているんですよね。
そういう人は、四の五の言ってないで、さっさと儲けてしまうんですよね。

やっぱり、色々やってみたけど、自分には確かな事は何も解りませんでした。

でも、世の中には自分には解らないことが解り、自分にはできないことができる人々がいる。

多分、その人たちと同じようなことをしようとしても、まず無理だと思う。

まぁ、エセも沢山いるんですがね・・・。

とにかく、長い事色々頭で妄想して無駄な時間を過ごしている間に、頭の明晰な人はどんどん進んでいる。

逝く者はかくの如しか、昼夜を止まず。

相場

相場、市場、なんと言っても良いが、人が相よってリスクを投げ合う場である。
例え、一対一であっても、駆け引きの余地が生まれれば、予想するのは難しいが、
群集心理ともなると、低次元の線形的な論理で完全に予想することは不可能であろう。

ただし、それは数学的な厳密さ(それは、現実と乖離した論理の世界である)を求めているからそうなるのであって、
全く理論的なものが通用しないではない。

それを単にある人は確率的に優位性がある、などと言うと気が済む。
(厳密にいうと間違っている)
つまり、考え方の問題であるといえる。

ある、一時点、とりあえず点としたが、それを過去に観測及び評価可能な点とする。
それから、もう一つのある観測及び評価可能な点を考慮の対象としてみよう。
これが、連続的、あるいは、非連続的に、関連付けられるとすると、
それは、ある軸にそって変化したといえる。
そもそも、その軸を考えることが、上に述べた意味での変化などを認識するという行為であると思える。

しかし、そこで、私は、どのようにしてその変化が起こったかを知ることができない。
甲から乙になる仮定で丙があったには違いないのだが、それを直接認識することは不可能である。
なぜなら、いま甲と乙の比較のみ考えているからである。
間に何があるのか、はっきりと認識できないのである。
これは無限に規則正しくならんだ、数列などといった空想の世界とは全くことなるものである。
きっと、何かがあったのだろうと思う。だが、事象自体が相互依存してしまっていて、はっきりと分けることができない。
だからこそ、二点を考えたのではなかったのか。
過去の二点ですら、そうであるのに、どうして不確定な未来の一点を予測することができるだろうか?

株価でいうと、ある材料があって、それが徐々に株価に反映されるのが、上げ(下げも)相場であるとしよう。
相場では底の次の瞬間に天井になるということはない。
なぜなら、底というのは、「後で底だと認識できたから底」なのであって、定義の問題である。
これは紛らわしいが常に留意しておかなければならない。
つまり、底だと思っても、さらに下値があれば、それは底ではないということになってしまうのである。
これは基本的な問題であるが、株価を予測する際には、その底と言う認識の問題と、
散々述べた非常に不安定な中間という問題にぶちあたるのである。

商品取引でいえば、サヤがコンタンゴからネガティブ・スプレッドに変わる際に、
中物が安くなる「オカメ鞘」(ここだけ旧式な呼び方であるが・・・)になることがあるが、
それが必ず起こるともいえず、なったとしてもどうしてそうなったのか、は後になってからはじめて理由付けできるものである。

また相場を波動やエネルギーで捉える考え方もある。
ある意味、これもオカルトというか、はっきりと理由を説明できないのだが、
波動が重なり合って大きくなる具合や、人為的な売買で周期が崩れると考えることもでき、
確かにオカルトなのだが、それでうまくいっている人もいる。
(インチキ情報にだまされるとか、それは別の問題だ)

現実に戻って、優位性を自分が納得できるかどうかがポイントだと思う。
例えば、パレートの法則を応用して、少数派が常に勝つと仮定すれば、
多くの負けている人の逆を張ればよいということになる。
すると、雲をつかむような相場の分析の仕方もできてくる。

パレートの法則云々は、単なる数字の論理の後付で現実からやや乖離しているのだが、
それでも現実の相場で活用できる考え方といえる。
もう一歩実際的な考え方の例として、相場はリスクの投げあいの場であるから、
平均を取っていれば、保険の売り手と同じような効果で得になるというものだ。
これが江戸時代のある相場書にあるのだから、驚くべきことだ。
ただし、実行の方法、ノウハウが問題となる。

不明な原則のような何か、が相場に具に現れた。
明らかになったものは、明らかでなくなる。
兎に角も、玄妙な「わからない、明らかでない」ということが、源泉なのであった。

自分の証明

自分の頭の良さを示そうとして、犯罪と脱獄を繰り返し、懲役1000年とかになっている人がいる。
こうゆう人は、頭が良いんだか、悪いんだか解らない。

人が行ったこと、達成したことを余人が見て、頭が良いとか、良いことをしたとか、測られるのだと思う。

金を儲けるのに、自分の能力の高さを示す必要はない。
例えば、トレーダーとして成功しなければダメなのかといえば、そういうことは絶対にない。

金持ち父さんという本がある。
最初に読んだ時は、抽象的なことばかり書いてあって、「なんだこれ?」と思っていた。
今もやっぱり具体的なことは書いていないので、それほど良い本でもないと思うのだが、
「金持ちは売り手にまわる」というのは本筋を衝いていたと思う。

株を買うよりは、株を発行して売る。
それには、自分の会社を上場すればよい。

しかも、株を売買するよりも、リスク無しでずっと儲かる。
株を売買するのは、自分に金と能力がないからで、
その時点で、金持ちに利用されているということになる。

金を貸す借りる、土地を貸す借りる、の全てに当てはまる。(原則として)

土地投資で失敗するのは、土地について知らないからというのと、
借金をして土地を買った場合とがある。

金を貸す方は、自分で運用できないから、貸すわけで、簡単には儲けられる利子よりも高い利子をつけている。
借りる方は、一時的に困窮しているとか、貸した方よりも運用する能力が高いと思っている。

ともかく、金持ちが最初に条件を提示し、「嫌ならいいんですよ」というゲームになっているのだ。

したがって、株の信用売りをしたからといって、「売る」方ではない。
株の売買をしている時点で、「買い手」ということなのである。

会社の創業者、もしくは、それに近い立場になって、株式市場に自社株を売る(売り繋ぐ)ということが真の売りである。

それには、社会に役立つ商品を作るとか、人間関係やビジネスに長けた人物、結局そういうのが本筋だと思える。
現物(現実の物)を持つということである。現物を手に入れ、活用する能力があるということである。

そして、そういったことは、思ったほど難しくない。
ただ、本当の仕事をしていれば、時代の流れにのるときがある。
そして、そういったことで、その人物も評価される。

順序を逆にすると、難しい上に、成功しない。
つまり、短絡的に儲けようとしたり、名声を得ようとすること、などなどである。

相場は儲からないもの

いままでの経験を総合すると、結局、「相場は儲からない」と思っておく方が無難という結論に達した。

以下は、有害情報かもしれないので、責任は持てない。

売買益で生活していくことは、できないと思う。
儲からないといっても、少し損するとか、チビチビ儲けると言った生さしいものではなく、折角貯めた金を損するという意味だ。

これは、株、FX、投資信託、金、商品、先物など相場という相場に全て当てはまる。

本、偉い先生の講演会、DVD、情報商材、ブログ、ネット掲示板、テレビ、ラジオ、全て、眉唾ものである。

最近、ネットの掲示板に、元専業と自称している人の書き込みがあり、
そこそこリアルな感じなので、疑いながら読んでいたが、ある部分で嘘を見破った。

語るに落ちたというか、いろいろぼかしながら、リアルを装って、やけに丁寧な文章で書いているのだが、
やたらと、「アフィリエイト」に詳しいのだ。これが物凄く不自然。
だって、元金融業界に何年も勤めていて、自分でも相場を張って儲けているのに、
なぜ、「アフィリエイト」にそこまで詳しいのか。
また、家族の名前で証券口座を開きまくって、小銭を稼いだなどと自慢気に書いてあったが、
本当に金持ちがそんなことをするだろうか???

しかも、そのブログはいわゆる「まとめ」サイトで、ネットの掲示板から取ってきた情報を貼付けている。
そして、当然そこも「アフィリエイト」をしている。
掲示板の会話で自然に出てた商品にアフィリエイトリンクを張っているようだった。

そのサイトで紹介している本は、まともな本もあったのだが、
最後の方で、「??」というような物まで載せていた。
本物なら、一冊でも変な本は紹介しないと思う。

それと、投資に詳しくなるのは簡単である。

ライターとして、色々な本を読んだり、投資をやってみて(失敗して)見れば良いのだ。

この手法は、新しいものではない。本を偽名で書いたり、喰えないライターや、評論家などが昔からよく使っている方法だ。

つまり、似非(えせ)なのである。




また、投資が努力して上手くなるか、も疑問である。

もし、相場にわずかでも解りやすいエッジが存在したら、自由市場は破壊されてしまい、
その市場から効率的に資金調達をしている資本主義社会も危うくなるほどの大問題なのである。

なので、相場での売買益だけで生活出来る人がいると仮定しても、おどろくほど少ないという結論になる。




なので、少ない資金で投資をして、社会から隔絶したところで生きて行こうとしても無駄であると思う。

所詮、株(たとえば)なのである。

生活に困らず、老後の生活資金なども十分あって、あまった金の一部を買ってみたらどうか、ぐらいに考えておけばよいし、
減らすぐらいなら、まったく投資なんてしなくて良いのだ。




と、ここまでくどくど書いて来て、最後に似非必勝法を発見したので書いてみる。
180度態度が変わったが、裏表あるのが人間なのである。ちなみに超有害情報である。

公準

・相場は当たらない
・銘柄も当たらない


売買法の例

1 ドルコスト平均法

毎月、決まった額を積み立てて行く方法。なぜなら、相場は当たらないので、買うタイミングも解らないから。
結局は、外れた投機家と比べて、バカみたいに相場を張らない方がかつという逆説。

銘柄も当たらないので、日経平均連動投信などを選ぶと簡単。(配当相当額ももらえる)

目標は、換金したときに大損しなければ良い。

問題点としては、やはり「日本」に投資しているということと、
「買い」をしているということである。

2 現物による逆張り長期投資

これは、1よりも相場観がいる。
必ず、100年に1度の危機とか騒いでいるときに歴史的安値の水準で買う事。

自分は器用に売買できると思っている人を出し抜き、
「一切、天井(そこそこの利食い)まで関知しない」態度を貫く。

銘柄もやはり日経平均投信がカンタン。
下手に選ぶと、東電やJAL雪印など評判にまどわされて墓穴を掘る危険さえ有る。

問題は、数年に一度しか使えないということだが、
間違いなく百年に一度ではない(笑)

3 資産のツナギ売り


これは、レベルが高いので難しい。
ある程度、含み資産がある現物(売買しなくてよい)の資産が有る場合、
その資産価値が下がると価値があがるような逆相関関係をもった金融商品
つまりヘッジを、天井付近で最大買い資産と同じ額掛けるというもの。

ヘッジも長期間の物がよい。
すると、ヘッジを掛けた時点で、損益は固定されることになるが、
狙い通り天井で暴落すれば、ヘッジ分が利益になる。
当然、資産も値下がりしているので、それは犠牲になる。

評価損益だけでいえば、全く意味のない手法ともいえる。

問題は、資産が値上がりを続けた場合である。
ヘッジをかけた金融商品の評価損が増大し、
決済期日が来た場合には、
商品を現渡ししなければ、多額の売買損を支払うことになる。

また、資産を売却すると、様々な問題が生じてくる。
金銭だけでは解決できないこともある。(名義など)

したがって、これは相場観がいるし、うまくナンピンなどで逃げるという工夫も
もしかしたらいるのかもしれないが、
そんなことを言っていたら、そもそも支離滅裂。

そもそも、裕福な人が自ら貧乏になる。
ただ、書いてみたかっただけの似非手法なのであります。



最後に、実は有効じゃないか、と思っているやり方がいくつかあります。
また、この人は似非じゃないんじゃないか? と思っている人がいます。
ただし、これも私が本当に稼いでこないと、単なる有害情報なので書きません。

虚構

真理というものは、見難い。

何かを見るにつけ、様々な雑多なものから構成される、壮麗な虚構、

それも、部分につけ、それの集合につけ、何か胡散くさいものを違和感を 常に 感じさせられる、
が目の前に現れる。

そして、いつも、各論、しか、手がかりがない。

それも微細なものが。